澪音「シルー♪」 |
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シル「あ、澪音。同じ使い魔仲間よね、あなたなんか知らない?」 澪音「え? 急に何? 話が見えないよ…」 |
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澪音「…ああ、あの二人のこと?」 シル「なにか知ってる?」 |
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澪音「僕を舐めないでほしいなぁ。僕は元魔王だよ? 知ってるもなにも。あの二人を結婚させたのはこの僕だよー?」 | |
澪音「まあ、言っても君たちが生まれるずっと前の話だから知らなくて当然なんだけどねー」 | |
ロファル「け、結婚!?」 シル「まあ、どおりで。」 デミ「…(ティスの奴そんなこと隠してたのか)」 |
ロファル「でも俺生まれてからイラとずっと一緒だけどそんなことひとっこともきいたことないよ?」 澪音「そうだろうね…」 |
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澪音「今はもう別れてるよ。だってイラは『人生最大の汚点だ』って言ってたもん。僕は二人の子供なら力も容姿も文句なしだろうから僕の跡継ぎにしようと思ってたのに…。んもう、だから僕の国はなくなったんだよー」 シル「それが別れた原因じゃないの?」 デミ「俺もそう思う…」 |
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ロファル「そうだったんだ…イラのアレは愛情の裏返しかぁ…」 シル「今も好きなのかしらね。」 澪音「ねえ、このこと実は口止めされてるんだ。僕が言ったって内緒だよー。」 デミ「…あ、ああ(こんな奴が魔王…国が滅びたのが分かる気がする…)」 |
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ロファル「さあそこまではわかんない。イラあれでいてもてるから。」 シル「魔族の王族に仕えるのは魔物のなかでも名誉だって言うしね。今は仕事に生きてるのかしら?」 澪音「ねえ、シルもロファルも内緒にしててね!」 |
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ロファル「でも驚き、人は見かけによらないな…」 澪音「ねえ、ねえってば!」 シル「わかったわ澪音、うるさいわよ。」 |
やっと出来ました。
イラとクリティスの過去話。
二人はこんな関係だったのです(笑)